夜分にすみません。
「青春スター」第9話までいきました。次週から準決勝の様子が放送です。
青春スター、私は「オーディションサバイバル番組」だと思ってたのですが、一説によると「対抗番組」ともいうようで……? 現時点で最後に誰がどういう形で勝者となるのかが曖昧だったりもして、なかなかどうして、番組として成功とは言い難いつくり。日々、学生たちに「企画は着地点が大事なんですよ」と話している身としてはなんともいえないのですが、それを凌駕してあまりある出演者たちの魅力。
シンガーソングライター派、ボーカル派、アイドル派。それぞれ違う魅力を持って集う参加者たち。
本選は基本チーム戦で、予選でソロだったボーカル派、シンソン派から神ケミが生まれるのが楽しい。アイドル派以外は男女混合チームもあって、それも新鮮。
そして「エンジェルミュージシャン」という謎ネーミングのもと集められた芸能界の先輩たち。人気作詞家だったり、伝説ボーカルだったり、スーパーアイドルだったり、天才ダンサーだったり、凄腕だったり、各分野のレジェンドたちが、参加者のパフォーマンスにキャッキャと喜ぶ姿が可愛い。情が移ってきて親の顔になってくるのも可愛いんです。
彼らも票を持っているのですが。普通に1人一票で、現場にいる観客(スターメイカー)と重みは一緒。エンジェルたちが満場一致で票を入れたとしても、観客票が不足していれば容赦無く落選。さすがにこの人は残さねばでしょ……という参加者に対しては「エンジェルパス」なる救済措置があるのですが、回を追うごとにパスの数は減っていき(そりゃそうさ!)、本選3ラウンド後に出たエンジェルパスはたった2枚でした。
そんな青春スター。
私の推しはボーカル派のパン・ジュンウォン。パク・ジョンヒョン。ヒョン・シニョン。
アイドル派のイ・テウ。ユン・ドハ。カン・ジュニョク。ロレンス&チョン・ヒウォン。
シンソン派のキム・プルム、ペク・ア、リュ・ジヒョン、ユ・ヨンミンとシオン・・・(シンソン派は箱推しかもしれない)
そんななかでも、パン・ジュンウォンさんは、私が青春スター沼にズブズブ足を踏み込む最初の一歩のきっかけとなった人なので、もはや恩人なのでした。
予選・第一回放送分はAbemaで無料で観られるのですが、かなり前半にパン・ジュンウォンさんは出てきます。
そのときの様子がほんっとうに素朴で、飾ってなくて可愛くて。こんな人こういう番組で観たことない……それまで観てたオーディション番組に出てくるのは
「練習生やってました!デビューします!マジです!」
「未経験だけどデビューしたいです!自分やります!」
といったキラキラした子たちが多かったけれど、パン・ジュンウォンさんは、一味違いました。
灰色のダブっとしたパーカを着てほぼスッピンでポテポテ歩いて出てきて、司会者に
「部屋着で来たみたいですね」
といじられてもはにかみながら
「好きな服で来ました」
と答えるパン・ジュンウォンさん。
「アルバイトスターから青春スターへ」
と自分のキャッチコピーを伝え、今までやってきた数々のバイト(飲食、コールセンター、配達)を教えてくれるパン・ジュンウォンさん。
「屋上に建てた小屋に住んでます」
さりげなく住環境も教えてくれるパン・ジュンウォンさん。
そんな、まったく飾らないパン・ジュンウォンさんのパフォーマンスはこちら、
屋上に住んでる20歳ちょっとの子が、ライトいっぱい浴びて歌ってると思うと、なんだかすごくいいものを見せてもらったような気がして、彼がここからどこまで登っていくのかが知りたくなって、応援したくなったのです。これが魅力というものなのでしょうか。
本選でのパン・ジュンウォンさんのステージもまた紹介しますね。
夜分に失礼いたしました。おやすみなさい。